Windows 10 でWindows Updateを行うと、以下のメッセージが表示されてWindows Updateに失敗する現象についての対処方法です。
エラーが発生しました。 デバイスに重要なセキュリティ修正プログラムと品質修正プログラムがありません。 更新プログラムのインストール中に問題が発生しましたが、後で自動的に再試行されます。この問題が引き続き発生し、Web検索やサポートへの問い合わせを通じて情報を集める必要がある場合は、次のエラーコードが役に立つ可能性があります:(0x8024a105)
発生原因
Windows Updateに関連する「サービス」が動作していない可能性が高いです。
「サービス」とは、ユーザーが気にならないように、裏で密かに決められたお仕事をしてくれる縁の下の力持ちです。
対処方法

1.[スタート]ボタンを右クリック‐[Windows PowerShell(管理者)]をクリックします。
2.「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」という選択肢が表示された場合は、「はい」をクリックします。
3.PowerShellのウィンドウが表示されるので、以下の文字列を入力します。
(一旦、関連するサービスをすべて停止します)
net stop usosvc
net stop dosvc
net stop wuauserv
net stop bits
4.以下の文字列を入力します。(関連するサービスをすべて開始します)
net start usosvc
net start dosvc
net start wuauserv
net start bits
5.PowerShellのウィンドウを閉じます
まとめ
これでWindows Updateができるようになっているはずです。
ちなみに各サービスについての説明は以下の通りです。
| 名前 | 概要 | 説明 |
| usosvc | Orchestrator Serviceの更新 | Windows 更新プログラムを管理します。停止すると、デバイスは最新の更新プログラムをダウンロードしてインストールできなくなります。 |
| dosvc | Delivery Optimization | コンテンツ配信の最適化タスクを実行します |
wuauserv | Windows Update | Windows およびその他のプログラムに対する更新プログラムの検出、ダウンロード、およびインストールを有効にします。このサービスが無効な場合、このコンピューターのユーザーは Windows Update またはその自動更新機能を使用できなくなります。また、プログラムによる Windows Update Agent (WUA) API も使用できなくなります。 |
bits | Background Intelligent Transfer Service | アイドル状態のネットワーク帯域幅を使ってバックグラウンドでファイルを転送します。サービスを使用不可にすると、Windows Update や MSN Explorer など、BITS に依存しているアプリケーションはプログラムや情報を自動的にダウンロードできなくなります。 |
もし、会社のパソコンで発生するなら、以下の記事もご参照ください。
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